コラムcolumn

可部で救急の整形外科をお探しなら

整形外科を受診したい患者さんの中には救急時に困っている方も多数含まれます。
特に外傷は痛みや傷ができてしまい、患者さん自身としては不安で直ぐに何とかして欲しい、どうしたらよいのかと悩み苦しむ方も多いでしょう。

過去から現在迄の救急体制

今から40~50年前、私が子供の頃、更にはそれ以前の時代には、大病院の救急センターは数多くありませんでしたし、病院を捜す方法もあまりありませんでしたから、近くの病院やクリニックに直接電話して受診していました。

約30年前、私が医師になりたての頃、やはりそれ以前と同じ状態ではありましたが、都会では大病院が増え、患者さんは大病院に電話して診てもらう事が多くあり、病院側も割と軽症の患者さんでも診てくれていました。
特に地方の町では病院が少なく、まずは大病院が救急をほぼ診ていました。

時代が進み病院やクリニックの数も増えました。患者さんが病院を捜す時はパソコンやスマートフォンが主となり容易に探せるようになりました。
しかし、夜間救急の受け入れ体制は昔より厳しくなった様にも感じられます。

現在の広島市の夜間救急体制

19:30~23:00(22:30受付終了)広島市夜間救急センター(中区千田町)が軽傷患者さんを受け入れ、重傷やそれ以降の時間帯は日によって変わる二次救急病院が受け入れる事になっています。
私も年に数回この救急センターに出務しますが、広島市の遠方からも患者さんがいらっしゃいます。

可部や安佐南区北部の患者さんに対する救急受け入れ

令和4年5月に広島市北部医療センター安佐市民病院が移転開院しました。
それまでの旧安佐市民病院では、私が働いていた20年前は全ての救急を受け入れ、各専門科の医師が呼ばれて対応していました。
しかしこれでは医師の過重労働がひどく、徐々に日によって対応科が絞られる様になってゆきました。

移転後の安佐市民病院は、より広範囲から救急患者を受け入れるため救急科が設けられましたが、こと整形外科に関しては専門医師は対応していません。

当院は24時間対応