子どもはけがや痛みをうまく伝えられない場合が多くあります。
普段と違う、様子がおかしいと言うサインを見逃さないことが大事です。
子どもと大人の骨折の違い
子どもの骨は柔らかいため骨折のずれが少なく、草木が曲がる様に不完全な折れ方をする事が多くあります(若木骨折)。
そのため痛みや症状をお子さん自身が感じないケースも多々あります。
骨折を疑うサイン
- 痛がる部分が腫れている
- 痛みがある部分を動かさない
- 皮膚の一部に内出血がみられたり赤くなっている
- 腕や足の向きがおかしい
そんな場合は骨折等を疑いましょう
子供の骨折の種類
・骨端線損傷
成長軟骨である骨端線部分の損傷や骨折
・若木骨折
完全に折れ切れない状態の骨折
・剥離骨折
瞬間的な力によって靭帯が強く引っ張られることにより関節部分の骨の一部が剥離してしまう状態
・通常の骨折
強い衝撃で骨が完全に折れる骨折
病院受診の目安
子どもが骨折しているか軽いけがなのかの判断はやはり難しい事だと思います。
ですから親御さんが迷ったら早めに病院受診してもかまわないと思います。
冷静な判断
子どもがけがをすることは、成長、発達のうえで自然なことです。
ですから、子どもがけがをした時に親御さんが過度に不安になり過ぎると子どもは自分が悪いことをしたと感じ罪悪感を持ってしまうことがあります。
まずは親御さんが落ち着いて冷静になり子どものサインを見逃さないことが重要です。
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