四十肩・五十肩frozen shoulder

四十肩・五十肩

四十肩・五十肩

肩関節や関節周辺の筋肉(腱板)の炎症や癒着により、肩に痛み出て関節が固まり(拘縮)、腕が上がらない症状の総称を四十肩や五十肩といいます。 「放っておけば治る」といわれますが、放っておくことで関節が固まってしまい、完治に長い時間を要することになってしまいます。早めの疼痛改善と、固まらないうちにリハビリで動きを治すことが望まれます。骨や軟骨には異常を認めないものの、肩の筋肉や腱、靭帯などに加齢変化や外傷その他の理由で損傷を生じ、肩の関節痛や可動域制限などの機能障害を起こすことです。

四十肩・五十肩の治療

四十肩・五十肩では

  1. 炎症期(動作時にも安静時にも激しい痛み)
  2. 拘縮期(痛みは軽減するが、関節が固くて動かない)
  3. 緩解期(徐々に関節が柔らかくなる)

という3つの病期を経て1~2年程度で治癒することが知られています。症状が軽い場合は、マッサージやストレッチ、湿布などですぐに治る事もありますが、初期治療が遅れると治りにくくなります。また、痛みが和らいできたからといって肩を動かさずにいると、炎症が再燃して動作時の痛みが悪化することもしばしばあり、治療に2年以上かかる事も少なくありません。