穏やかな顔の写真を撮ってみようと思った。
スマホで撮ってみて確認したらあまり良い顔でなく楽しそうではなかった。
改めて無理やりに口角を上げて笑って写真を撮ってみたらそれなりの笑顔だった。
笑顔って難しいですね。
診療所を訪れる患者さんって、やはり体調が悪いから来るのであって、相対する医者がどんな人か緊張してやってくるのでしょうね。私が患者として他院を訪れる時も同じですもの。
患者さんは医者の顔色を窺って、医者も患者さんの表情を観察して、そこから始まる関係です。
そこでこちら側(医者)が厳しい顔をしていると話しにくいでしょう。話しにくいと本音が言いにくいし、些細なことで印象が悪くなりやすいですしね。
私は可能な限り患者さんの要望に、思いに応えられるような医療をしたいと思っています。私にできる医療は提供するし、無理と思われる時は可能な選択肢を相談します。
24時間対応に関しても、診られる時はみさせてもらいますし、直ぐ診られない時はどうしたら患者さんが安心できるか相談します。
ご自宅から出られなくなったら、こちらから出向いて相談にのりたいと思って訪問診療もしています。
これら全ては笑顔を作って迎えることができるこちら側の体制にかかっているのかもしれません。
一生現役を目指して今年も始めます。自然な笑顔がつくれる機会を増やせるように努力したいと思いますし、努力しないでも笑顔が出せるようにしたいです。
今年も、これからも宜しくお願いします。
2025.1.1 山嵜 彩